学生向けコラム一覧

1~4年生向けコンテンツ

サポート

休学中の薬学生が「空白期間」を成長に変える5つの方法

休学中の薬学生が「空白期間」を成長に変える5つの方法

休学中の薬学生が「空白期間」を成長に変える5つの方法

薬学部で休学する学生は、実は少なくありません。経済的な事情、体調不良、進路の悩みなど、理由は本当に様々です。周りには言わないだけで、同じように悩んで休学を選んだ学生は意外といるものです。

でも、休学を決めた学生がみんな抱えるのは、「この期間、どうしたらいいのだろう」っていう不安だと思います。

同級生は実習や研究を頑張っている
SNSには国試の勉強報告がずらっと並んでいる
自分だけ置いていかれている気がする

こういう気持ちになるのは当たり前です。でも、考え方を変えてみると、休学って実はキャリアを考え直せる貴重な時間なんですよね。

この記事では、実際に薬学部を休学して、その後フリーランスとして活動を始めた薬学生(Aさん)の体験をもとに、休学中にできる5つのことを紹介します。

1. まずは「回復」を最優先に――無理しない勇気

体調や心の不調で休学した場合、最初にやるべきなのは、とにかく休むことです。これは「何もしない怠け」じゃなくて、再スタートのための準備期間なのです。

やってみてほしいこと

情報を意図的に遮断する

  • SNSアプリを消すか、通知を切る
  • 同級生と比べちゃうから、大学のグループLINEはミュートに
  • 勉強系やニュース系の情報も、1〜2ヶ月は見ない

生活リズムを整える

  • 毎朝同じ時間に起きる(何するかより、リズムが大事)
  • 散歩とか軽い運動を習慣に(1日10分からでOK)
  • 食事の時間を決めて、バランスも少し気にする

小さな成功体験を積む

  • 「今日は○○できた」って記録する(散歩した、本を1ページ読んだとか)
  • 完璧じゃなくていい。「昨日よりちょっとできた」で十分

Aさんの場合

2025年春に休学したAさん(当時5年生)は、最初の3ヶ月はほとんど何もできなかったそうです。ただ、毎朝近所を散歩することだけは続けました。小さなことが、少しずつ心の回復につながっていったと話していました。

「何もしない時間があったからこそ、頭がリセットされて、自分が本当に大切にしたいことが見えてきた」って、今は振り返っているそうです。

2. 「好きなこと」を思い出して、自分の軸を取り戻す

心が落ち着いてきたら、次は自分の本音を確認する時間です。薬学部って「やらなきゃいけないこと」に追われて、「本当にやりたいこと」を見失いやすいんですよね。

自分に問いかけてみる

  • 子どもの頃、何に夢中になっていた?
  • 時間を忘れるくらい没頭できることって何?
  • 人に褒められて嬉しかったのはどんなこと?
  • 「これならやってもいいかな」って思える分野は?
  • そもそも、なんで薬学を選んだんだっけ?

思いを外に出してみる

  • 日記やブログで考えを書いてみる
  • 絵、音楽、料理とか、何か作ってみる
  • 誰かに見せなくてもいい。自分のためだけに表現してみる

書くことで見えてきたもの

Aさんは休学中、昔から好きだった「書くこと」に戻りました。Noteに毎日の思いを書いているうちに、表現することで自分を理解できるようになったそうです。これが後に、薬学生向けのライティングの仕事を始めるきっかけになりました。

好きなことって、必ずしも仕事に結びつかなくてもいいんです。でもそれに触れることで、自分の価値観とか大事にしたいことがはっきりしてきて、次にどう動くかの指針が生まれてきます。

3. 小さな挑戦で「動ける感覚」を取り戻す

自分の軸が少し見えてきたら、今度は外に向けて動いてみましょう。ここでの目標は成果じゃなくて、「動ける感覚を取り戻すこと」です。

まずは情報を集める

  • 興味ある分野の記事を読む
  • 無料のウェビナーとかセミナーに参加してみる
  • 薬学以外(マーケティング、デザイン、ビジネスとか)も見てみる

軽く参加してみる

  • 短期インターンやオンラインイベントに応募する
  • オンラインのコミュニティとかスキルシェアサービスに登録する
  • ボランティアとか、負担の少ない活動に参加する

失敗してもいいと思って挑戦する

  • 「合わなかったら辞めてもいい」って自分に許可を出す
  • 1つにこだわらず、いくつか同時に試してみる
  • 結果より「何を学んだか」を大事にする

マーケティングインターンでの気づき

Aさんは休学中、マーケティング会社のインターンに応募しました。SNS運用とか広告のコピーを書くとか、薬学とは全然違う世界でしたが、「ビジネスでの言葉の使い方」を学ぶいい経験になったそうです。

数ヶ月後、「売上のための言葉は書けるけど、心から共感できないテーマだと筆が止まる」って違和感を覚えて、最終的に辞めることに。

「私は”売る”じゃなくて、”伝える”ための言葉を書きたいんだ」

この気づきが、薬学生支援をしている企業との出会いにつながりました。

違和感を覚えたり途中で辞めたりするのも、立派な学びです。「合わなかった」っていう経験が、自分の価値観をはっきりさせてくれるんです。

4. 「信頼される人」になる姿勢を身につける

外との関わりが増えてきたら、次に意識したいのは信頼関係です。フリーランスとか業務委託では、スキル以上に「この人なら安心して任せられる」って思ってもらえるかが大事になります。

信頼を得るための基本

納期を守る

  • 余裕を持ったスケジュールを提案する
  • 遅れそうなときは早めに連絡する

報連相をちゃんとする

  • 進捗を定期的に共有する
  • わからないことはすぐ確認する
  • 完了報告を忘れない

言葉遣いと態度を丁寧にする

  • メールやチャットでも敬語を使う
  • 「ありがとうございます」「承知しました」を忘れない
  • 返信は24時間以内を目安に

「社会人かと思いました」

Aさんが記事制作の仕事を始めたとき、企業の担当者から「社会人かと思いました」って言われたことがあるそうです。特別なスキルがあったわけじゃなくて、上の3つを徹底しただけでした。

「お金をもらうっていうのは、時間の対価じゃなくて信用の証。だから、相手を安心させることが一番大事」

この意識が、継続的に仕事をもらえることにつながりました。

完璧じゃなくていいんです。誠実に対応して、丁寧な言葉遣いを心がけるだけで、一番強い信頼が生まれます。

5. 「自分の変化」を記録して、成長を実感する

最後は、自分の変化を記録として残すことです。これは単なる振り返りじゃなくて、自信を積み重ねて、成長を確認するための習慣です。

記録の仕方

視点/記録する内容

  • できたこと:実行した行動(小さなことでもOK)
  • 気づいたこと:自分の価値観、好き嫌い、得意・不得意
  • 次にやりたいこと:試してみたいこと、目標、次の行動

定期的に振り返る

  • 週1回か月1回のペースでOK
  • 変化を「できなかったこと」じゃなくて「できたこと」中心に記録する

続けやすい形式で

  • 手書きノート、Notion、Googleドキュメントなど
  • 公開・非公開は自由。続けられる方法で

記録が自信になる

Aさんは休学中、毎週末に「今週できたこと」をNotionに記録していました。最初は「散歩を3回した」「本を5ページ読んだ」みたいな小さなことでしたが、数ヶ月後には「記事を書いて報酬をもらっている自分」に変わっていました。

記録って、過去の自分との対話であり、未来の自分へのプレゼントでもあるんですよね。

まとめ:休学は「再スタート」のための期間

休学は、キャリアの終わりじゃありません。
むしろ、自分を見つめ直して、より自分らしい道を見つけるための大切な時間です。

今日からできる3つのこと

ステップ 内容 効果
1週間情報を断つ SNSをログアウトして、比較や焦りから離れる 思考が整理されて、心が落ち着く
1日10分書き出す 好きなこと・感じていること・やりたいことをノートに書く 自分の本音が見える
できる範囲で小さく動く 散歩・読書・オンライン講座など、負担のない行動を試す 行動する習慣が戻って、自信が回復する

おわりに:動きながら考えればいい

考えすぎて動けなくなるより、動きながら考える方が、結果的に早く答えが見つかります。
たとえ失敗しても、それは「前に進んだ証拠」です。

止まっているように見える時間でも、内側では確実に何かが変わっていっています。
薬学生としてのキャリアは一本道じゃありません。回り道も立ち止まりも、全部「あなたのキャリアの一部」です。

焦らず、今の自分を受け入れながら、少しずつ歩き続けてください。
この休学期間が、未来への確かな一歩になることを願っています。

就活支援サイト