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【薬学生インタビュー】iPad活用術とノートアプリ・勉強法まとめ

【薬学生インタビュー】iPad活用術とノートアプリ・勉強法まとめ

薬学生の学習を支えるiPad活用術とは

薬学部での学びは6年間にわたり、基礎から臨床まで膨大な知識を整理し、定着させることが求められます。薬学生の苦難といえば、分厚い教科書や膨大なプリント、レポート課題、実務実習、国家試験などがありますが、そんな薬学生にとって学生生活は「いかに効率よく情報を整理し、学習を進められるか」が大きなテーマになります。

そこで注目されるのがiPadです。紙のノートやプリントに比べて持ち運びや整理がしやすく、さらにApple Pencil を組み合わせれば紙に書くような自然な感覚でメモを取ることができます。本記事では、薬学生がiPadを学習や実習にどのように活用できるか、具体的な方法を紹介していきます。

今回は、実際にiPadを活用して学んでいるSさんにインタビューし、その活用術を詳しく伺いました。

薬学生×iPad活用インタビュー

——薬学部ではどのようにiPadを使っていますか?

Sさん:薬学部では、基礎薬学から臨床薬学、病態学や薬理学など、多様な授業が並行して行われます。紙のノートやルーズリーフでは科目ごとに分けて使用しなければいけませんが、iPadなら一台で全ての授業ノートを管理できます。私は特に「GoodNotes 6」を活用しています。

——GoodNotes 6の具体的な活用方法について教えてください。

Sさん:例えば講義スライドをPDFで配布される場合、PDFをアプリに取り込み、そこにApple Pencilで重要ポイントや補足説明を手書きで書き込めます。授業がGoodNotesで行われる場合はそのまま板書ができます。教科書に則って進められる場合は、電子書籍で教科書を購入するか教科書の該当ページを写真にとってアプリに取り込めます。

このように、膨大な量の教科書やノート、配布プリントが一冊のiPadにまとめられる点は薬学生にとって大きなメリットではないでしょうか。またキーワード検索もできるため、見たいページや知りたい語句を検索すれば過去のノートから一瞬で該当ページが見つかります。これは紙のノートでは実現できない大きなメリットです。

——具体的な運用例を教えてもらえますか?

Sさん:もちろんです。私は以下のように活用しています。

1.授業前の準備

学年や学期、教科ごとにファイルを作成し、教科書や配布プリントのPDFを取り込んでいます。これだけで授業の前に必要な資料がすべてiPadにまとまり、荷物もすっきりします。

2.授業中の活用

取り込んだ教科書やプリントに、Apple Pencilで直接メモを書き込み。先生の板書が始まったらノート機能を使ってすぐに記録できます。紙のノートと違って、消しゴムいらずで修正も楽なのが魅力です。

3.授業後のまとめ

テストに向けて、自分なりに内容を整理。GoodNotesなら直線や表をサッと描けるので、まとめ作業に余計な時間をとられません。見やすいノートを効率よく作れるのがポイントです。

4.テスト前

過去問のPDFをテスト用ファイルに取り込み、授業でメモした配布プリントの必須ページを整理。暗記用語は赤ペンで記入しておけば、iPadの赤シート機能ですぐに暗記練習ができます。暗記はやっぱり紙でやりたい!という方も安心。必要なページを印刷すればOKです。教科書やプリント、過去問を一括管理できるので、iPadひとつで勉強が完結。最近の大学はWi-Fiやコンセント環境も整っているので、通信や充電の心配もありません。

5.その他

薬学部はレポートや提出課題がとにかく多いため、私はGoodNotesのカレンダー機能で一括管理しています。学期ファイルの先頭にカレンダーを置いておけば、毎日の授業のたびに自然と提出予定が目に入るので忘れません。さらに、アルバイトの家庭教師用ファイルをつくって指導に活用したり、生活管理にも役立てたりしています。

——実習や研究活動でもiPadは活用できますか?

Sさん:もちろんです。薬学部の5年次には薬局・病院実習が行われます。この実習ではレポート作成や成果発表のスライド作成が求められますが、iPadがあれば効率的にこなせます。例えば、実習日誌を書く際も、持ち運びが便利なiPadなら場所を選ばずサッと記録できます。

中には自分のパソコンを持参して現場で入力する必要がある場合もありますが、iPadが軽くて便利です。また、実習中の中間発表会や成果発表会でも、PowerPointを使ってスライドを作る作業が快適に行えます。さらに研究室に配属された後も、論文管理アプリ(MendeleyやZotero)と組み合わせることで、研究テーマに関連する文献を効率よく整理できます。

——タイムマネジメントにも使っていますか?

Sさん:はい。薬学生は膨大な課題と試験に追われがちなので、iPadをスケジュール管理や集中力維持のツールとして使うのも有効です。私はGoogleカレンダーやNotionで試験日程、課題締切、実習スケジュールを一元管理しています。

また、ForestやFocus To-Doでポモドーモ学習法(25分の集中+5分の休憩)を実践したり、リマインダー機能で「今日やるべき暗記カードの数」を通知したりしています。「いつ、何を、どれくらいやるか」を明確にし、計画的に勉強を進めることで、精神的な余裕も生まれます。

——使う上での注意点はありますか?

Sさん:便利なiPadですが、使い方を誤ると逆に効率が下がることもあります。例えばSNSやゲームアプリの通知で集中が途切れる危険があるので、集中時間は通知をオフにしています。

また、クラウドに定期的に保存し、データ消失に備えるのも大切です。さらに、長時間の使用は目に負担をかけるので、ブルーライト軽減モードや適度な休憩を取るようにしています。デジタルツールであるがゆえのリスクを理解し、工夫して使うことが大切です。

薬学生へのメッセージ|iPadは6年間の学びを支える相棒

——最後に薬学生へのメッセージをお願いします。

Sさん:薬学生にとって、iPadは単なる「ノートの代替品」ではありません。ノート整理、実習記録、スケジュール管理など、これらを一台で完結できるのがiPadの強みです。

薬学の学びは長く、情報量も膨大ですが、iPadをうまく使いこなすことで、「効率的に学ぶ」「確実に覚える」「実習に生かす」が可能になります。自分に合ったアプリや活用法を見つけ、6年間の学びとその先の薬剤師人生に役立ててください。

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