CBT・OSCE対策 7月~12月は何をやれば良い?

今回は現役薬学生にCBT・OSCEの対策について、聞いてみました。多くの方が少しずつ対策をする7月~のスケジュール設定や具体的な勉強方法をインタビューしています。
CBT対策編
※学生(女性)へインタビューしている写真をお願いします。
薬学部5年生になると、夏頃から本格的にCBT対策を始める人が多いと思います。私自身も7月くらいから本格的に勉強を始めました。まず最初に決めたのは「どの教材を使うか」。代表的なのは「コアカリ」と「LETSCBT」で、どっちを使うか悩む人も多いと思います。
私はLETSCBT派でした。理由は、全体の問題数がそこまで多くないので、一周がしやすいこと。短期間で詰め込むタイプの人には特に向いています。ただ、全範囲を網羅しているわけではないので、解説をしっかり読んで周辺知識も一緒に覚えることが大事です。
一方でコアカリは、問題量が圧倒的。実際に「同じ問題が本番でも出る」という話もありますが、量が多すぎて一周するだけでもかなり時間がかかります。なので、コツコツ型で時間をかけてじっくり取り組みたい人にはコアカリがおすすめ。
7〜8月:模試に向けての勉強
7月・8月はまず模試に向けて勉強を進めましょう。この時期から教材を買って始める人もいれば、先輩から模試をもらって解いている人もいます。模試を一度受けておくことで、自分の得意・不得意が明確になります。特に8月の模試は、今後の勉強方針を決めるための大事な指標になります。
9月以降:講義+自学のバランス
9月以降は大学で塾講師の先生が対策講義をしてくれると思います。その講義をしっかり受けて、復習を繰り返すことが基本です。ただ、それだけでは足りない部分も出てくるので、自分でプラスアルファの勉強を取り入れるのがポイントです。
ここで、勉強をしっかり続けてきた人と、ちょっとサボってしまった人で分けて話します。
しっかりやってきた人へ
夏の模試で6割を超えた人は、その知識を維持することを第一に考えてください。「6割取れたし大丈夫」と油断する人が一番危険です。夏にギリギリ合格ラインを超えて安心してしまうと、その後モチベーションが落ちて、最終的に点数が下がる人も多いです。
模試の結果を分析して、苦手分野を重点的に磨くのがコツです。特に薬理は暗記の鬼。何度も問題を解き、図を書いて流れを整理して理解すると定着します。
また、10月頃の模試で点数が少し下がることがあります。でもそれは「模試の難易度が上がっているだけ」という場合もあるので、落ち込まず継続して取り組んでください。
6割超えの人は気持ちに余裕が出てくることも多く、バイトと両立している人も多い印象でした。コアカリを何周も回せるならどんどん回す。アプリを使ってスキマ時間に問題を解くのもかなり有効です。
6割未満だった人へ
焦ってください!(実際、私も6割なかった側でした😇)「あと3ヶ月ある」ではなく「あと3ヶ月しかない」と考えてください。この時期から一気に追い上げるには、量と反復が命です。
おすすめはとにかく「コアカリを読み込む」「問題を解きまくる」「暗記は毎晩見返す」。これを徹底的に繰り返すことです。
そして、友達と一緒に勉強するのもおすすめです。12月が近づくにつれてメンタル面が不安定になる人も多いので、知識の確認をし合ったり、情報共有をしたりして支え合うのが大切。
模試の直しも絶対にサボらないこと。間違えたところをしっかり復習し、苦手範囲を何度も定着させる。
特に物理・化学・生物などは久々に触れる人も多く、理解しにくい部分もあると思います。そういうときは無理せず、大学の講義ノートやコアカリを使って基礎から復習しましょう。
12月:最終仕上げ
本番直前の12月は、「知識の確認と定着」が最優先です。新しいことに手を出すより、今まで解いた問題の復習を重視しましょう。「問題を解く→間違いを復習→もう一度解く」のループを最後まで続けてください。
OSCE対策編

OSCEはCBTと違って、実践練習が命です。夏から焦ってやらなくても大丈夫。むしろCBTを優先して、OSCEは直前期に集中するくらいでOKです。
大学で行われる練習や対策をしっかり受けていれば十分。ただし「緊張対策」は大事です。実際、本番で手が震えたりキャップを落としたりする人もいました。
領域ごとの対策ポイント
領域1:服薬指導・コミュニケーション
とにかく声に出して練習!ロープレ命!友達同士でやるのもいいし、私は家族に患者役をお願いして練習してました。話すテンポや表情も意識するのがポイントです。
領域2:調剤(散剤・水剤など)
ここは苦手な人が多い!どの作業でミスしやすいかを分析して、指差し確認・声出し確認を徹底する。焦ると分包や量り取りでミスするので、落ち着いて丁寧に。
領域3:鑑査
流れを覚えれば大丈夫。そんなに難しくないです。順序とポイントを押さえて、何をチェックすべきかを整理しておけばOK。
領域4:注射剤調製
ここは特に慎重さが大事!針刺し事故や流血する人も実際いました…。でも落ち着いて手順を覚えて、ゆっくり慎重にすれば問題なしです。
領域5:疑義照会・ロールプレイ
領域1と似ていますが、疑義照会は特に悩む人が多いです。何が対象になるか分からず不安になりますが、ロールプレで出た内容は確実に覚える、それ以外は無理せず割り切る。
OSCEは「全項目で完璧に取る」必要はありません。チェック項目を一定数満たせば合格です。なので、難しい項目は思い切って“捨てる”のも戦略の一つ。
たとえば「軟膏の正確な量り取り」は、多くの人が誤差で点を落とすポイント。そこに時間をかけすぎて他の項目を落とすより、潔く捨てる方が合格に近づきます。
最後に

CBTは、どれだけ早く「自分に合った勉強スタイル」を確立できるかが勝負です。コアカリでもLETSCBTでも、どっちが正解ということはありません。大事なのは、「自分が続けられる方法で何周も回す」こと。短期間で詰め込むのか、コツコツ積み上げるのか、自分の性格に合わせた勉強を選んでください。時間があるならコアカリ!
そして、模試の結果に一喜一憂しないこと。大事なのは、点数ではなく「自分の弱点をどう潰すか」。焦りすぎず、サボりすぎず、継続する人が最終的に一番強いです。
OSCEは、知識よりも“練習量”と“落ち着き”がモノを言います。練習を積めば積むほど、体が勝手に動くようになります。本番前は「頭の中でのイメトレ」もおすすめ。焦ってミスをする人の多くは、「手順を体に染み込ませきれていない」状態。だから、完璧を目指すより「流れを止めない」ことを意識するのが大切です。
CBTで詰め込んだ知識も、OSCEの実技練習も、どちらも“本番で落ち着いて発揮できるか”がすべて。努力した分は必ず自信になります。勉強方法は人それぞれでも、「継続と復習」は誰にも共通する合格への近道です。
焦る時期もあるけど、1日1日の積み重ねが確実に自分を変えます。最後まで諦めず、やり切ってください。応援してます!