【先輩インタビュー】薬剤師国家試験対策と就職活動のリアル
今回は国試前の模試で学年下から2番目という成績から、国試では270点を取った先輩薬剤師さんに薬剤師国家試験対策と就職活動について、インタビューを行いました。これから国家試験や就活に取り組む皆さんの参考になれば幸いです。

Q1. 就活はいつから始めましたか?
私は5年生の1月から本格的に始めました。
- 自己分析・ES添削(5年生1月)
- 企業研究・面接練習(5年生1月)
- 面接本番(5年生3月)
- 内定獲得(5年生3月)
というスケジュールで進めました。コロナ禍での就活ということもありましたが、部活動なども行っていたので、比較的にゆっくりスタートしました。

Q2. 薬剤師国家試験対策はいつから始めましたか?
実は10月から本格的に始めました。これは正直かなり遅かったので、あまり参考にしない方がいいかもしれません(笑)。私の周囲では、7〜8月に始める人が多かった印象です。
Q3. 学内での模試成績順位はどれくらいでしたか?
9月に実施された「全国統一模擬試験Ⅰ」では、258人中257位。お恥ずかしながら、学校で下から2番目という成績でした。そこで火がついて、一気に勉強をスタートさせた形です。
Q4. 薬剤師国家試験の勉強方法はどのように進めていましたか?
私が意識していたのは、苦手分野を作らないこと、得意分野は徹底的に伸ばすことです。
薬剤師国家試験は、特定の科目だけ得意でも合格できません。中でも、衛生・薬理・薬剤・薬物治療の4科目は得点配分が高く、必ず得意科目にすべきです。
Q5. 1週間の勉強時間はどれくらいでしたか?
- 半年前:週2時間(まだ本格的ではありません)
- 3か月前:週105時間
- 1か月前:週112時間
かなり集中して勉強した時期は、1日15〜16時間勉強していた計算になります。
Q6. おすすめの勉強法はありますか?
一番大事なのは、自分に合ったやり方を早く見つけることです。具体的な例としては、次のような方法があります。
- 青本・青問を何周も解く
- 予備校のテキスト→問題集
- 予備校のテキスト→青問(科目ごとにやり方を変える)
実際にどの方法でも合格者が出ています。やり方に正解はなく、「しっかりやる」ことこそが正解です。
さらに薬剤師国家試験対策として私が強く勧めたいのは、
開始日を決めること
まだ始めていない方は今日、開始日を決めてください。そしてそれを紙に書き出すこと。
大中小の目標を立てること
計画を立てないと直前期に「時間が足りない!」ということが起こります。
短期的な目標(1日)
毎日、2〜4科目に触れる計画を立てましょう。予定通り進まない日もあるので、フリーの時間を後半に設定すると良いです。
例(平日)
授業7h + 勉強6h
授業復習:3h
生物:1.5h
薬理:1.5h
例(休日)
勉強12h
薬物治療:3h
薬剤:2h
衛生:2h
法規:2h
物理:2h
フリー:1h
中期的な目標(1週間〜1ヶ月)
1週間〜1ヶ月ごとの進捗管理として、模試のやり直し・青問の復習・暗記範囲の確認などを計画に落とし込みます。
長期的な目標
私は薬剤師国家試験本番に向けて、目標を設定しました。
- 「◯月までに青本を1周」
- 「◯月の模試で〜点取る」
- 「国家試験で〜点とる」
といった方針を決め、都度確認しながら進めてください。
Q7. 勉強のスタートとして、何から始めればいいですか?
私は「機能形態学から始めること」をおすすめします。薬理学・薬物治療学は点数を安定して取るうえで極めて重要ですが、その土台となるのが機能形態学だからです。
例えば「フロセミドはヘンレ係蹄上行脚のNa+/K+/2Cl-共輸送体を阻害する」という薬理情報も、機能形態が分からないと理解できません。
Q8. 衛生や法規など、暗記科目についてはどう対策しましたか?
衛生学・法規学は繰り返し覚えることで得点源になる科目です。薬剤師国家試験合格者の多くが7〜9割を得点していますので、確実に得点できる範囲にしてください。
Q9. 再度薬剤師国家試験に挑むとしたら、どんな準備をしますか?
もっと早く始めると思います。範囲が広く、睡眠時間を削らずに進めるには、早めの準備が何より大切です。

Q10. これから薬剤師国家試験に向かう薬学生へのメッセージをお願いします!
私が大切にしていたのは、目標の可視化と自己分析です。頭の中で「なんとなく」で考えるのではなく、必ず紙に書き出してください。
薬剤師国家試験後は、合否発表までの1ヶ月が非常に長く感じます。ギリギリの点数だと遊びにも行けず、卒業旅行をキャンセルした友人もいました。
だからこそ、目標点は高めに設定し、「合格したら思いっきり遊ぶ!」というモチベーションで頑張ってください。
皆さんの合格と就職の成功を心より願っています!