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薬学生のES対策:製薬メーカー・CRO業界志望動機の正しい書き方と例文

薬学生のES対策:製薬メーカー・CRO業界志望動機の正しい書き方と例文

志望動機を書くときの基本構成と抑えるべきポイント

☑基本構成

結論(なぜその企業を志望するか)
→ 製薬メーカー/CRO を選んだ理由や、企業を選んだ理由を簡潔に。

理由: 企業の特徴・事業内容への共感
→ その企業の研究開発分野、治験実績、医薬品の開発方針、社会への貢献、企業理念など。

理由: 自分の経験や価値観とのつながり
→ 自身の体験、実習経験、学んできた内容、興味を持ったきっかけ、価値観。

将来のビジョンや貢献できること
→ 入社後にどのような役割を果たしたいか、どんな薬剤師・研究者として成長したいか。

この構成が、企業に対して「なぜあなたを採りたいのか」を伝えやすく、かつ読みやすい形です。

≪製薬メーカー・CROを志望するなら押さえたい企業研究と自己分析≫

企業向けの志望動機を書くときは、ただ「薬を作りたい」「人を助けたい」だけでは弱くなりがちです。以下のような視点で深掘りすることで、説得力が増します。

  • 企業が力を入れている治験・研究分野(オンコロジー、自己免疫、腎・代謝、希少疾患など)

  • 企業の価値観・理念:患者QOL重視、オーダーメイド医療、グローバル展開、新薬開発へのこだわりなど

  • 自分のバックグラウンドや経験:自身や身近な人の病気歴、実習経験、研究で学んだこと、医療の問題意識など

  • 将来の医療の在り方へのビジョン:医療アクセス、治療の多様化、患者支援、地道なデータ収集・治験参加推進など

これらを整理し、「自分」と「企業」の重なりを明確に示すことで、医薬品業界ならではの志望動機が書けます。

志望動機例文(企業向け/製薬メーカー・CRO志望)

以下は、製薬会社やCROを志望する薬学生向けの志望動機例文です。あなたの経験や志望先に合わせて、適宜アレンジしてください。

≪例文 1≫

例文は枠で囲っていただけると幸いです。
MR志望:患者としての経験を原点に、新薬開発で貢献したい

私が貴社を志望するのは、「医薬品を通して広く患者さんに貢献したい」という強い思いからです。私は大学入学前に潰瘍性大腸炎の治療を経験し、薬の効果や副作用が生活の質(QOL)に大きく影響することを身をもって知りました。入院中、同じ疾患や別の自己免疫疾患を抱える患者様の苦しみや、生涯にわたる治療と向き合う姿を目の当たりにし、「もっと安全で効果的な薬を届けたい」「疾患で苦しむ人々の選択肢を増やしたい」と強く感じました。

貴社はオンコロジーや自己免疫疾患領域において先進的な医薬品開発に取り組んでおり、私の思いと強く重なります。入社後は、薬学生として培ってきた知識と、患者として感じた医薬品の重要性を原点に、MR や開発職を通じて医療に貢献したいと考えております。貴社でなら、多くの患者様に希望を届けられると確信し、志望いたしました。

≪例文 2≫

例文は枠で囲っていただけると幸いです。
MR志望:グローバル展開と研究力を武器に、世界中の患者に貢献したい

私が貴社を志望する理由は、「世界中の患者様の健康に寄り添い、笑顔を守りたい」という想いを、貴社でなら実現できると感じたからです。貴社は卓越した研究開発力で、病気の治療だけでなく患者様の QOL にまで配慮した医薬品を多く生み出しており、特にがん領域でのスペシャリティファーマとして世界的な実績を持つ点に魅力を感じています。

私は大学で薬学を学ぶ中で、医薬品の可能性と限界を知り、学術的な探求心を深めてきました。これまでの実習やゼミで得た知識を、貴社の研究開発環境でさらに磨くことで、革新的な医薬品の創出に貢献したいと考えています。将来は多くの患者様に希望と安心を届ける一員として、グローバルに活躍したいと志望いたします。

≪例文3≫

例文は枠で囲っていただけると幸いです。
研究職志望:創薬を通じて、患者様に貢献していきたい

私は、創薬を通じて多くの人々の健康に貢献したいという夢を実現したく、製薬企業を志望しております。
大学時代の実務実習では、新薬を提案し、現行の治療薬からの切り替えによって患者様の治療が進んだ経験を通じて、新薬の持つ可能性を強く実感しました。そこから、より多くの患者様の力になれる新薬を自らの手で届けたいという想いが一層強まりました。
貴社は糖尿病や腎疾患といった疾患領域に特化し、高い専門性を持って医薬品の研究・開発から流通、提供に至るまでを効率的に連携された体制で進めておられ、安定的かつ迅速に医薬品を届けられる点に大きな魅力を感じております。
また、実務実習中に、患者様から薬の飲みにくさに関するお声を伺った経験から、飲みやすい薬の開発にも貢献したいという思いが芽生えました。
貴社が保有する世界唯一の技術により、製剤の選択肢が広がり、より多様な患者様に適した服薬形態の医薬品を提供できる点に強く惹かれています。さらに貴社の開発事例から、貴社の理念が確実に研究開発に反映されていることにも深く共感しました。
これらの点から、多くの患者様の健康と安心に貢献できる製薬企業であると確信し、私の想いを実現する最適な環境が整っていると感じました。貴社を志望します。

≪例文 4≫

例文は枠で囲っていただけると幸いです。
CRO志望:臨床と研究をつなぎ、新薬の可能性を広げたい

私が貴社を志望するのは、臨床での経験を通じて、治験を通じた医薬品の可能性に強く魅力を感じたからです。大学の実務実習では、実際に処方された薬の効果や服薬指導を通じて、薬の社会的役割と課題を実感しました。その中で、「もっと良い薬を届けられたら」「新薬が果たす役割の重さ」に気づき、臨床の先を見据えた開発・治験支援に携わりたいと考えました。

貴社は多数の治験実績と幅広いCRO業務により、多様なデータ環境を持つことが魅力です。私は貴社で、治験モニタリングやデータ管理を通して、新薬開発を支え、将来の医療を変える一翼を担いたいと強く思っています。製薬企業と医療現場をつなぐ役割として、責任感と探究心をもって貢献したいと志望いたします。

≪書くときの注意点とコツ≫

「なぜ製薬メーカー/CROか」を明確にしましょう!
医療現場志望ではなく、企業で働きたい理由を具体的に。たとえば「臨床だけでなく治験・研究に携わりたい」「より多くの患者に薬を届けたい」「グローバルに挑戦したい」など。

企業研究をしっかり行いましょう!
その企業の強み、研究分野、製品ラインナップ、企業理念などを把握し、「なぜこの会社でなければならないか」を書く。

自己経験・価値観との結びつけ
実習、研究、病気の経験など、自分だけの経験をベースにすることでオリジナリティと説得力が高まります。

入社後のビジョンを示す
ただ「薬を作りたい」ではなく、「どのように貢献したいか」「どんなキャリアを目指すか」を具体的に書くことが大事になってきます。

就活は「自分が何をしたいか」を言語化する絶好の機会です。
志望動機に正解はありませんが、「自分の言葉」で書くことが大切です。
まずは、あなたの経験や想いを丁寧に掘り下げてみてください。

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