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薬学生が就活で失敗しないための求人票・募集要項チェックポイント

薬学生が就活で失敗しないための求人票・募集要項チェックポイント

求人票に記載されている条件には、業界特有の表現や法律に基づいた表記が含まれており、内容を正しく理解しないまま判断すると、入社後に「こんなはずではなかった」と感じてしまうケースも少なくありません。
実際、新卒1年目で退職される方の退職理由として多いのが、入社前後のイメージのギャップです。
こうしたミスマッチを防ぐため、本記事では、薬学生が特に注意して確認すべき「給与」と「休日・休暇」の2点に絞り、求人票・募集要項の見方と確認ポイントを解説します。

1. 求人票の給与表示はどう読み解けばいいのか

疑問:求人票に書かれている給与額は、そのまま受け取っていいのか?
求人票に記載されている金額は、実際に手元に入る金額ではなく、税金や社会保険料が差し引かれる前の「額面金額」です。

そのため、求人票の金額だけを基準に生活計画を立てると、実際に働き始めたときに想定より手取りが少なく感じてしまうことがあります。

給与を見る際には、次の点を確認しましょう。
表示されている金額が「額面」であること
税金や保険料がどの程度差し引かれるのか
手取りに換算したおおよその金額
実際の手取りは額面の約75から80パーセント程度になるケースが多く、
健康保険料、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税が差し引かれます。
社会人1年目は住民税が引かれない場合もありますが、詳細は個人差があります。

2. 基本給と手当の関係はどう理解すればよいのか

疑問:月給と基本給の違いは何か?どう確認すべきか?
求人票に「月給○○円」と記載されている場合、それが基本給なのか、基本給に各種手当を加えた合計なのかを確認する必要があります。
基本給が低く、手当で総支給額を高く見せている求人もありますが、賞与や退職金の算定基準は基本給が基準になることがあります。

確認すべきポイントは次の通りです。
基本給と手当の内訳を求人票で確認する
賞与や退職金の算定基準が基本給なのか総支給額なのか
退職金制度の有無と支給条件
これらを見落としてしまうと、求人票の金額だけでは将来の収入を正確に把握できません。

3. 固定残業代はどう考えるべきか

疑問:固定残業代が含まれている給与表示とは何か?

固定残業代とは、月給に一定時間分の残業代をあらかじめ含めて支給する制度です。
たとえば「月給280,000円(固定残業代40時間分含む)」であれば、40時間分の残業代がすでに支給額に組み込まれています。
ここで注意したいのは次の点です。
固定残業時間を超えた分の残業代が支給されるか
実際の残業時間が固定残業時間を大幅に超えていないか
固定残業代の金額が相場と比べて適正か

固定残業代=退職金制度が無い薬局などもあるので、かなりチェックをする必要なポイントになります。
面接や口コミ、OB・OG訪問で実際の働き方を確認することが重要です。

4. 年俸制はどのように見ればよいのか

疑問:年俸制とは何か。年俸制の求人票はどう読み解くべきか?
年俸制は、1年間の給与総額をあらかじめ定め、月々に分割して支給する制度です。
企業によっては残業代や賞与を年俸に含めている場合と、別途支給する場合があり、その取り扱いは異なります。
求人票で年俸制を確認した際は次の点をチェックします。
年俸に賞与が含まれているか
残業代が別途支給されるのか含まれているのか
支給方法が12分割か14分割か
これらを確認しないと、実際の収入や働き方を正しく把握できません。

5. 休日と休暇の違いをどう理解するか

疑問:週休2日制と完全週休2日制はどう違うのか?
≪休日イメージ≫

 

求人票でよく見かける表現ですが、意味は明確に異なります。

☑完全週休2日制は毎週必ず2日の休みがあること
☑週休2日制は月に1週だけ2日休みの週があること

求人票を見る際は次の内容を確認しましょう。
休日の取り扱い(毎週必ず休みがあるかどうか)
年間休日数はいくつか
有給休暇の取得実績や取得しやすさ
有給休暇は求人票の年間休日には含まれていないことが一般的です。
有給休暇の実績は面接やOB・OG訪問で確認することをおすすめします。

6. 求人票・募集要項を正しく読み解くには

疑問:求人票の記載内容をそのまま受け取ってもよいのか?
求人票や募集要項は企業が自社をよく見せるための側面があります。
そのため、記載されている内容をそのまま受け取るのではなく、実際に働いた際の状況を具体的にイメージしながら内容を理解することが重要です。
薬学生が求人票や募集要項の読み方を正しく身につけることで、入社後のギャップを防ぎ、納得感のある就職活動につなげることができます。

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